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迷い猫の黒猫ルドルフと、野良猫としての生き方を教えてくれる先輩猫イッパイアッテナの痛快あり感動ありのストーリーが人気の「ルドルフとイッパイアッテナ」。
教養ある猫を目指す先輩猫イッパイアッテナの‟粋なセリフ”も心に響きます。
当記事では「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズに出てくる名言を紹介します。
読書感想文にも使えるので、感銘を受けたセリフはメモしておいてくださいね。
ルドルフとイッパイアッテナ 名言
名言①「迷信を信じるなんて、教養がない証拠だ」
ほっとけよ。なんていわれたっていいじゃないか。黒ねこがえんぎが悪いなんて迷信だ。
講談社 斉藤洋・著「ルドルフとイッパイアッテナ」P55
そんなことをいまどき信じてるのは、教養がねえしょうこさ。
人間に「黒ねこは縁起が悪い」と言われてムッとするルドルフに対し、イッパイアッテナが言った言葉です。
イッパイアッテナの生きざまがそのまま表れていて、本作を象徴する名言だと思います。
名言②「心も乱暴になったり、下品になってしまう」
ことばを乱暴にしたり、下品にしたりするとな、しぜんに心も乱暴になったり、下品になってしまうもんだ。
講談社 斉藤洋・著「ルドルフとイッパイアッテナ」P100
野良が板についてきたルドルフに、イッパイアッテナが忠告した言葉。
汚い言葉を口にしていると心まで汚くなるのは納得ですね。
名言③「できないやつを馬鹿にするなんて、最低のねこのすることだ」
ちょっとできるようになると、それをつかって、できないやつをばかにするなんて、最低のねこのすることだ。
講談社 斉藤洋・著「ルドルフとイッパイアッテナ」P147
教養のあるねこのやるこっちゃねえ
字が読めない猫をルドルフがからかったとき、イッパイアッテナが叱った言葉。
最初は自分もできなかったのに、調子に乗ってしまうんですよね…。
名言④「いつでもできると思うと、やらなくなってしまう」
いましかできないと思うと、むりをしても、そのときにやるんだけどな。
講談社 斉藤洋・著「ルドルフとイッパイアッテナ」P218
いつでもできるって思っていると、やらなくなってしまうもんなんだ。
家へ帰ることを決意したルドルフ。
これから一人で勉強しなくてはいけないが、辞典というものがあるなら安心だ、と安堵するルドルフに「変な安心が危険だ」とイッパイアッテナは忠告しました。
名言⑤「頼ると手伝うはちがう」
たよるのと、てつだってもらうのはちがうさ。たよるっていうのは、自分はあぶないめに合わずに助けてもらうってことだけど、
講談社 斉藤洋・著「ルドルフといくねこくるねこ」P198
てつだってもらうのは、自分も危険なめに合うってことだからね。
こちらは、ルドルフシリーズ第3巻「ルドルフといくねこくるねこ」から、主人公ルドルフが言ったセリフです。
危険な作戦を立てたとき仲間の犬に手伝ってもらうと言ったルドルフに対し、猫のブッチーが「それじゃあイッパイアッテナに頼る代わりにデビル(犬)に頼るってだけじゃないか?」と言い、それにこのように返しました。
名言⑥「字が書けることは、ぼくの誇り」
だから、自慢はしないけど、字が書けることはぼくの誇りだ。
講談社 斉藤洋・著「ルドルフとノラねこブッチー」P20
こちらもルドルフのセリフ。
自分の名前をドイツ語で書ける猫なんて、世界中に何匹いるだろうかと思ったルドルフ。
‟自慢をするのは教養のない証拠だ”とイッパイアッテナに言われるし、自分でもそう思うというときのルドルフの言葉。
1巻で字の読めない他の猫をからかって叱られていたルドルフからこんなセリフが出たことが、ルドルフの成長を表しています。
ルドルフとイッパイアッテナシリーズは全5巻!
以上、ルドルフとイッパイアッテナシリーズの心に残る名言を紹介しました!
ルドルフシリーズは現時点で5巻まで発売されています。
ぜひ、教養ある猫を目指す彼らの粋な「セリフ」と「生き方」を楽しんでください。