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ジブリアニメとしても有名な『魔女の宅急便』。
「原作本を読んでみたいな」と思って調べてみたけど、表紙のイラスト(装丁)がちがう色々なバージョンがあって「どれを読めばいいかわからない」という人も多いですよね。
わたしも最初はよくわからず、めちゃくちゃ調べました!
『魔女の宅急便』は福音館書店と角川書店という2つの出版社から発売されており、中古で購入できるものも含めると全部で5つのバージョンを購入することができます。
今回はこの5バージョンすべてを見比べてみたので、徹底的に解説していきます!
「ひとり立ち」するためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。彼女が懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さんでした。ミスしておちこんだりしながらも元気に生きるキキは荷物を運びながら大事なことを発見していきます。相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの1年をさわやかに描いた物語。
福音館書店 魔女の宅急便 文庫版
「魔女の宅急便」原作本は2つの出版社から出てる!
角野栄子さんの「魔女の宅急便」は福音館書店・角川書店から出版されており、現在、新刊書店で販売されているのは3タイプになります。
↑写真左から…
- 福音館書店-単行本(全6巻)
- 福音館書店-文庫本(全6巻)
- 角川書店-文庫本(全6巻)
装丁が古いものもあるので、中古で購入する人はもっと幅が広がります。詳しくはこの後説明していきますね!
福音館書店バージョン
福音館書店からは単行本と文庫本の2種類展開。
この2冊はサイズがちがうだけで、他は全く同じです。文章はもちろん、挿絵も変わりません。
ちなみに、ちがう装丁の文庫本(↓の写真右)もありますが、こちらは古い装丁版。中古書店で販売されていることがありますが、現在の文庫本とは装丁が違うだけです。
角川書店バージョン
角川書店からは文庫本のみの販売です。
こちらも装丁の新・旧がありますが、この2つに装丁以外のちがいはありません。
(※↓写真右が以前発売されていた旧装版)
内容は同じ!魔女の宅急便の福音館・角川はどこがちがう?
装丁(表紙)が違うのは見てわかりますが、それ以外どう違うのか?と思いますよね。
著者は角野栄子さんおひとりで、翻訳小説でもないため、内容・文章はどれも全く同じです。
ただ、主に次の4つの点がちがいます。
- イラスト(挿絵)
- ふりがな
- サイズ
- 値段
①イラスト(挿絵)が入っているか
福井菅書店バージョンは単行本にも文庫本にも、ところどころ挿絵が入っています。
角川書店バージョンの文庫本には挿絵が全く入っていません。
②ふりがなが振ってあるか
福音館書店バージョンには単行本にも文庫本にもふりがなが振ってあります。
対象年齢が小学校中級以上となっているためです。
角川書店バージョンにはふりがなは一切なく、大人向けの文庫本といった感じです。
③サイズと値段
福音館書店(単行本) | 21×16cm | 1,650円(税込) |
福音館書店(文庫本) | 17×13cm | 770円(税込) |
角川書店(文庫本) | 14.8×10.7cm | 616円(税込) |
サイズはすべてバラバラ。
福音館書店の文庫本は、文庫本とは言っても少し大きめです。角川書店の文庫本は一般的な文庫本サイズになります。
サイズに比例する形で、値段も変わります。
「魔女の宅急便」の本をどう選ぶ?迷ったときの選び方
「どれが自分に合ってるんだろう」と思ったら次に紹介する選び方をヒントにしてみてください。
子ども向けには挿絵とふりがながある福音館書店バージョン
小学生や中学生といった子ども向けなのは福音館書店バージョン(単行本・文庫本)です。
挿絵が入っていてふりがなが振ってあるので、楽しく読めるでしょう。
ただし、すべての漢字にふりがなが振ってあるわけではないのでご注意ください。(対象年齢は小学校中級以上です)
本棚のスペースが心配なら角川書店の文庫本
一番サイズが小さいのは角川書店の文庫本です。
サイズが大きいと本棚に入らない…という方はぜひ文庫本を買ってください。
また、値段も角川書店の文庫本が一番安いので、できるだけ金額を抑えたい方もこちらがおすすめ!
特別編もそろえるなら単行本がおすすめ
「魔女の宅急便」は全6巻の他にスピンオフとなる特別編が発売されています。
- キキに出会った人びと
- キキとジジ
- ケケと半分魔女
※2024年3月現在で3冊発売中
こちらは福音館書店から発売されており、単行本のみとなります。本編と特別編を揃えたい方は間違えないように気を付けてください。
わたしは本編は福音館書店の文庫本、特別編は単行本で全巻買ってしまったので、ちょっと失敗したなって思っています。
プレゼントなら「魔女の宅急便」全巻セットがおすすめ
福音館書店(単行本・文庫本)、角川書店ともに全巻セットが発売されています。
キレイな箱に入っているので、贈り物に買いたい人におすすめです。
※私が調べたときには、角川書店の全巻セットは在庫切れでした…
まとめ:原作本「魔女の宅急便」には福音館と角川バージョンがある
角野栄子さんの児童文学「魔女の宅急便」は福音館書店と角川書店から出版されており、中古で購入できるものも含めると全部で5タイプの仕様があります。
内容や文章は全く同じですが、次の4つがちがうので、好みに合わせて選んでください。
- イラスト(挿絵)
- ふりがな
- サイズ
- 値段
個人的には挿絵が入っている福音館書店バージョンがおすすめ!