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イレブンジズとは、午前11時頃に紅茶を飲む習慣(ティータイム)のこと。
イギリスでは、仕事の合間の息抜きやリフレッシュ休憩として紅茶が楽しまれてきました。
そんなイレブンジズですが、みんな大好きな‟あの超有名キャラクター”もイレブンジズを行うんです!
それが、「クマのプーさん」。
紅茶の国・イギリスで生まれたキャラクター「クマのプーさん」も イレブンジズの習慣があったことがわかるシーンが、原作本『クマのプーさん』に描かれています。
プーさんは友人であるウサギの家を訪ねて ハチミツとコンデンスミルクを付けたパンを紅茶とともにご馳走になったり…
プーは、いつも午前十一時には、なにかひと口やるのが、すきでした。
そこで、いま、ウサギが、お皿やお茶わんをとりだすのを見ると、たいへんうれしく思いました。出典:『クマのプーさん』岩波少年文庫・A.A.ミルン作・岩井桃子訳 P46
またある時には、フクロ(ふくろう)にハチミツをひとなめさせてほしいとねだったりするのでした。
「いつもいまごろ ― おひるまえのちょうどこの時間に、ぼくは、なにかすこしたべることにしてるんです。」
出典:『クマのプーさん』岩波少年文庫・A.A.ミルン作・岩井桃子訳 P80
『クマのプーさん』がA.A.ミルン氏によって書かれ出版されたのが、1926年のこと。
その頃すでにイギリスでは 紅茶は貴族だけが飲む特別なものではなく、一般人のあいだにも広く知れ渡り、1日に何度もティータイムをおこなうのが日常でした。
作者のミルン氏は、そんなイギリスの日常をプーさんの物語にも組み込んだのでしょう。
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